思いやり機能満載のeKスペースはママの味方
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:中野 英幸
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セルシオのリヤシートよりも、軽自動車のほうが足元スペースが広い! なんて驚いていたのはそれほど遠い昔ではないはずなのに、いつの間にかそんなことは常識になってしまった。それどころか、今ではセレナやノア/ヴォクシーの天井の高さよりも、軽自動車のほうが高いものさえある。それが、今いちばんホットなカテゴリーと言える、スーパーハイトワゴン軽だ。
日産と三菱が共同開発をして、それぞれのブランドで発売する軽自動車の第二弾は、まさにその激戦区、スーパーハイトワゴンへのチャレンジとなった。三菱からは、ハイトワゴンのeKワゴンに続く、eKスペース/eKスペース カスタム。ライバルのタント、N BOX、スペーシアと同様に、天井が高く広大な室内空間と、両側スライドドアとシートアレンジによるミニバン並みの利便性、アイデアいっぱいの高い収納力を備えているのは当然のことで、後発だけに何かプラスαの魅力がなければ勝ち目はない。
今回、どんなプラスαを用意してくるのかとても興味深かったが、いい意味で予想を裏切られた。というのは、近年とくに激化している低燃費競争にはしるのではなく、先進安全装備の数を競うのでもなく、ユーザーが本当に実感できる良さに目を向けていると感じられたからだ。eKスペースのメインターゲットである、子育て真っ最中の30代女性と、50代以上の子離れした夫婦が、家族とクルマで過ごす時間を大切にする気持ちや、運転中の不安や面倒なことを少しでもサポートしてあげられるような、快適・便利機能の数々。それをeKスペースでは「33の思いやり機能」と銘打って搭載してきている。
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